2006年04月08日

アザラシ猟止めたら1600万ドル進呈

 動物愛護運動に熱心な会社経営者が2006年4月、アザラシ猟を止めたら1600万ドル(約19億円)を進呈するとカナダ政府に申し入れたが、拒否された。
 申し出たのはコネチカット州の化粧品会社社長で、国際動物愛護基金(IFAW)などと連携して動物愛護運動に取り組んできたキャシー・カンガスさん。カンガスさんはハーパー首相に公開書簡で「あなたがたは赤ちゃんアザラシを殺して得られる1600万ドルがセントローレンス湾およびニューファンドランドの漁民にとって死活的に重要だと繰り返し主張しているが、今年の猟を直ちに中止すれば、我々は1600万ドルを進呈する」と呼び掛けた。資金は世界の動物愛護団体からの寄付で賄うとした。
 しかしロヨラ・ハーン漁業海洋大臣の報道官は「我々はこの申し出に関心がない。もっと別の価値あることにお金を使うよう望む」と語った。
posted by 高橋 幸二 at 17:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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