
ブリテュッシュコロンビアの著名なマリファナ活動家マーク・エメリー氏は、自ら創設したバンクーバーのウェブサイト「ポットTV」において、新民主党がマリファナ合法化へ尽力することと引き換えに、巨額の献金を払いマリファナ党の党員を入党させる取引を2003年にレイトン党首と結んだと主張した。ところがその疑惑が取り上げられている最中、ウェストバンクーバー=サンシャインコースト=シー・トゥー・スカイ・カントリー選挙区の候補者デーナ・ラーセンが、勤めていた会社でコカの種子を販売した疑いが浮上し、さらにオンライン・ビデオでマリファナを吸いLSDについて語っているのが明るみに出ると、17日に立候補を辞退した。彼は「大麻カルチャー・マガジン」の編集者を務め、2001年ブリティッシュコロンビア州議会選挙においては、BCマリファナ党党首として出馬し落選していた。

新民主党は以前から、少量のマリファナ所持解禁の政策を掲げている。同党ブリテュッシュコロンビア選挙対策本部長ゲーリー・スコット氏は、両名の辞退は党のマリファナ解禁政策の変更を意味するものでなく、今回総選挙での重要な争点であるヘルスケア、環境、雇用、消費者保護などの問題から逸脱するのは不本意だ、とコメントした。
図上:カナダ同盟が掲げた「右派合同」のパロディで「左派合同」。
図下:「言ったでしょう、NDPは本物の草の根(麻薬に根ざした)政党だって。」
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