2008年09月23日

レイトン党首、自由党との連立を示唆

 新民主党のレイトン党首は、保守党政権を終わらせるためには自由党との連立にやぶさかではないと、9月22日CTVの番組で語った。
「私はいかなる党ともともに働いてきたし、人々はそれを見てきたと思う。そして我々が抱えている問題はスティーブン・ハーパーと保守党だ。彼らはカナダをジョージ・ブッシュの誤った道へ導いてきた」。
 しかし、もし両党が保守党より多くの議席を獲得した場合、正式な協定締結に踏み込むかどうかについては、
「私がするべきことは、願わくば私が総理の椅子に座り、我が党の指導力を発揮することだ」
として、明言を避けた。
 だが保守党のジェームズ・ムーア公用語・アジア太平洋・オリンピック担当大臣は「レイトン党首はついにカバンの中から猫を出した。彼の発言は、新民主党がその公約を放棄して自由党の炭素税創設に加担することを意味するものだ」と批判した。

 カナダでは、下院選挙の第一党党首を総督が首相に指名するのが慣例であり、連立の習慣がない。第2党以下が連合して第一党を上回った場合は、判断が難しい。
posted by 高橋 幸二 at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 2008年下院選 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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