
井脇氏は大阪市で行った会見で、国際開洋学園が運営する国際開洋第一高校と国際開洋第二高校(和歌山県日高川町)について「少子化で全寮制に来る生徒が少なくなった」と説明し、「今いる子どもたちの卒業まで頑張ったのち、和歌山の1校にまとめる方向で理事会に聞いている。2年後に処理できたら、学校法人の理事長を辞める」と述べた。
県私学振興室によると、1985年開校の国際開洋第一高は、10年ほど前から生徒数減少などに伴い収入が激減し、経営が悪化。2000年度には定員480人に対し生徒数が75人にまで減少した。そのため2001年度からは、外国人留学生を多く入学させて生徒数を確保したり、職員を常勤から非常勤に変更して人件費を抑制するなどしてきたが、状況は好転しなかったという。

国際開洋学園は1987年、アルバータ州スプルス・グローブ市に国際開洋カナダハイスクールを創立し、国際開洋第一高校国際コースの留学生を受け容れている。井脇氏はスプルス・グローブ市名誉市民の地位を贈られ、日本カナダ文化交流協会会長にも就任している。
写真上:大阪で会見する井脇ノブ子理事長。
写真下:国際開洋カナダハイスクール。
留学関係はどうもうさん臭いのが多いようで…。