2009年08月16日

香港の戦い記念式典:もう一つの終戦記念日

3087395 日本人が「終戦記念日」と呼んでいる8月15日、対日戦争の始まりである香港の戦いを戦ったカナダ兵を記念するセレモニーが、オタワで開催された。
 1941年12月7日から、1973人のカナダ兵は圧倒的な日本軍を相手に戦った。空軍の援護と重火器が不足する中、戦いは始めから絶望的だった。
 クリスマスの休戦までに、カナダ兵290人が戦死した。生き残った者たちも収容所で強制労働に従事させられ、4年後の終戦までに264人が死亡した。

 ストックウェル・デイ国際貿易大臣はこの日、香港の戦いを戦った全てのカナダ兵の名を刻んだ花崗岩の記念碑を公開した。
「香港の戦いは、今日まで記念されることはなかった。」
 彼の祖父は香港の戦いを生き残り、カナダに帰国を果たすが、長年の酷使のため帰国直後に病院で死亡している。
 香港の戦いを経験した退役軍人のうち、90人だけが今も存命である。そのうちの何人かは、セレモニーに出席できるほど健康だった。
posted by 高橋 幸二 at 18:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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