
我々は長い年月、何度ものオリンピックを迎え、幾度となく偉大な瞬間と、多くの金メダルと、惜しいチャンスと、不運とミスジャッジとバツが悪い聖火ショーを見てきた。だが今日という日は違った。アレクサンドル・ビロドーが、カナダの不名誉な歴史に終止符を打ったのだ。
彼は2月14日の男子モーグルで、カナダ生まれのオーストラリア代表デイル・ベッグ=スミスを破り、金メダルに輝いた。銅メダルは、アメリカのブライヨン・ウィルソンだった。
競技を終えたビロドーは、インタビューでこう語った。
「これからもっと多くの金メダルが続くだろう。カナダは強い。カナダのためのパーティは、まだ始まったばかりだ。」
ブリティッシュコロンビア州のゴードン・キャンベル首相は、ビロドーを祝福する声明を発表した。
「カナダ人は、この瞬間を何年もの間夢見てきた。ビロドー選手の素晴らしいパフォーマンスは、国中の幾百万の人々が息を飲むような瞬間だった。この金メダルは、カナダのスポーツ史上最も偉大なもののうちの一つとして歴史に刻まれるだろう。」
写真:2月15日の「バンクーバー・サン」1面。上の写真はアレクサンドル・ビロドー。