2010年07月08日

次期総督にジョンストン学長

David_Johnston_751401gm-a.jpg カナダのメディアは7月7日、次期総督にウォータールー大学のデビッド・ジョンストン学長(69)が指名されると報じた。正式な指名は、エリザベス女王がカナダ訪問を終える8日に行われる。
 ジョンストン氏はオンタリオ州サドベリーに生まれ、ハーバード大学、ケンブリッジ大学、クイーンズ大学で法律を学び、マギル大学副学長、ウォータールー大学学長を務めた。1988年には、オーダー・オブ・カナダ勲章を授与されている。
 ジョンストン氏は、ハーパー首相によって設置された特別委員会で選ばれた。委員会はスポーツ界、芸能界、芸術家を除外した。彼が選ばれた理由は、アングロフォンとフランコフォンが交互に就任する伝統に従いアングロフォンであること、英仏二ヶ国語を話せること、特定の党派に偏っていないこと、そして憲法の知識があることだという。
 ところがジョンストン氏は、オライファント委員会のメンバーだったとき、シュライバー氏からマルローニ元首相への贈賄疑惑に関し、1988年のエアバス購入については調査から除外したことで疑問視された。一部の批評家は、それがハーパー首相に好まれた理由だと指摘する。
 ジョンストン氏はまた、マルローニ氏がターナー首相に「総理、あなたには選択肢があったはずだ!」と詰め寄った有名な1984年総選挙でのテレビ討論で、司会を務めている。
posted by 高橋 幸二 at 22:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 総督 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ナショナル・ポストでは“For 15 years he was principal, until 1994, vice-chancellor and professor of law at McGill University.”と報じていますが、適切な和訳はわかりません。学長と総長は同じものだと思いますが。
Posted by 高橋幸二 at 2010年07月11日 06:51
マギル副学長ではなく、学長兼副総長。
Posted by NO NAME at 2010年07月11日 01:18
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