2013年10月11日

ノーベル文学賞にアリス・マンロー

231431740.jpg スウェーデン王立アカデミーは10月10日、2013年のノーベル文学賞をカナダのアリス・マンロー氏(82歳)に授与すると発表した。彼女は、イギリスのブックメーカーの予想では2番目に有力な候補とされていた。最有力候補とされた村上春樹氏は、選に漏れた。
 マンロー氏は1931年オンタリオ州ウィンガムに生まれ、ウェスタンオンタリオ大学在学中から創作を始めた。大学中退後、図書館勤務や書店経営を経て、1968年に初の短編集が「総督文学賞」を受賞し「短編小説の女王」「チェーホフの後継者」と評される。2013年6月には「エネルギーがなくなった。もう書くことはないと思う」と述べ、作家活動からの引退を表明していた。
 彼女は同賞を受賞する13人目の女性であり、カナダ国籍では最初となる。なお1976年に同賞を受賞したアメリカのソウル・ベロー氏は、ケベック州ラシーヌに生まれている。
posted by 高橋 幸二 at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 文芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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