
マンロー氏は1931年オンタリオ州ウィンガムに生まれ、ウェスタンオンタリオ大学在学中から創作を始めた。大学中退後、図書館勤務や書店経営を経て、1968年に初の短編集が「総督文学賞」を受賞し「短編小説の女王」「チェーホフの後継者」と評される。2013年6月には「エネルギーがなくなった。もう書くことはないと思う」と述べ、作家活動からの引退を表明していた。
彼女は同賞を受賞する13人目の女性であり、カナダ国籍では最初となる。なお1976年に同賞を受賞したアメリカのソウル・ベロー氏は、ケベック州ラシーヌに生まれている。