カナダを代表する作家アリステア・マクラウドが、4月20日に死去した。77歳だった。
マクラウドは、スコッチ系カナダ人としてサスカチェワン州ノース・バトルフォードに生まれ、10歳のときノバスコシア州ケープ・ブレトン島のインバネス郡に移住した。セント・フランシス・ゼイビア大学で学士号、ニューブランズウィック大学で修士号、ノートルダム大学で博士号を取得し、オンタリオ州のウィンザー大学で英文学を40年間教えた。
彼は夏には必ずインバネス郡に戻り、故郷ノバスコシアをテーマにした短編小説を書いた。1999年に発表した唯一の長編小説“No Great Mischief”(邦題「彼方なる歌に耳を澄ませよ」)がカナダで大ベストセラーとなり、国際IMPACダブリン文学賞を受賞。ニンバス社の「大西洋カナダで最も偉大な本100冊」において、第1位に選ばれた(2位はモンゴメリ著「赤毛のアン」)。
2014年04月21日
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