ジョンストン総督は「建国150周年が近づいているが、私がカナダ総督として女王陛下を代行する職務を続ける機会を与えられたことに、感謝している」という声明を発表した。ハーパー首相は「デビッド・ジョンストン閣下は卓越した総督および司令官であり、カナダの国益と我々の偉大な国への理解を促進するため、国内外で精力的に働いてこられた。総督はカナダにおける女王の名代として、尊厳と知恵をもってふるまい、注目に値する貢献を成し遂げてこられた」と語った。
今回の任期延長は、ジョンストン氏が2017年の建国150周年に在任していることを意味する。また、次の総選挙は今年10月までに実施されるが、保守党と自由党がデッドヒートを繰り広げており、どの党も単独過半数を占められないケースが想定される。この場合、誰を首相に指名するかは総督の高度な政治判断に委ねられることになり、ハーパー首相としては自分の息のかかった人を総督に据えておきたいだろう。
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