ナノス・リサーチ社のニック・ナノス社長は、次のように述べた。
「支持政党のある有権者の半数が投票先を決めていないというのは、全く前例のないことだ。」
「全ては、誰が二番手かにかかっている。自由党が二番手の選挙区では新民主党からの票が集まり、新民主党が二番手の選挙区では自由党からの票が集まる。」
これほど多くの有権者が投票先を自由党か新民主党か決めかね、最後まで様子見に徹しているとなると、当日の投票結果は全く予想がつかないものになるだろう。
エドモントン・ストラスコーナ選挙区に住むエレノア・スチュワートさんも、投票を決めかねている左派の一人である。彼女はトルドー党首について知るため、9月9日にラディッソン・ホテルで開催された自由党の集会に参加した。そして、トルドー党首がシリア難民への対処を訴えたことには満足したが、先住民問題については言及しなかったのは残念だったと語った。
彼女はこう述べた。
「地元に対してベストな候補か、国に対してベストな候補か、どちらを重視すべきかというジレンマがあります。」
彼女は迷っている自分を決心させるため、両党の主張をもっと聞きたいと考えている。しかし最終的には、どちらの党が保守党政権を打倒できるかが決め手になるだろうと語った。
自由党と新民主党は、ケベック州全域とブリティッシュコロンビア州の一部で激戦を展開している。だが勝負の趨勢は、大票田オンタリオで決まる。勝敗の鍵は政策よりむしろ、自党が相手より強いと有権者に信じさせることにかかっている。ナノス氏は、自由党と新民主党のどちらかがか明確な優位を示すまで、左派有権者は態度を鮮明にしないだろうと予測する。
「膠着したレースを打開する一つの要因は、党首の重大な誤りだ。これほどの接戦が続くとき、各党首は間違いをしないように細心の注意を払うだろう。こんなときは、どの党も大きな得点を挙げにくいはずだ。」
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