
過激な諷刺漫画が原因で2015年1月にイスラム過激派に襲撃された「シャルリ・エブド」が、水死したシリア難民の幼児アラン・クルディちゃんを諷刺する漫画を掲載した。
漫画は「【移民】 幼いアイランがもし成長したら、どうなっていただろうか? ドイツの痴漢」というキャプションとともに、女性を追いかけ尻に触ろうとする男性を描いている。これは2015年12月31日にドイツのケルンで起きた、外国人集団による女性襲撃事件を表したもののようだ。
ブリティッシュコロンビア州ポートコキットラム在住の叔母ティマ・クルディさんは、漫画を見てこうコメントした。

彼女は漫画について、アランちゃんの父アブドラ氏にはまだ話していないというが、彼が見たらどうなるか不安だと語った。
「彼はひどく傷つくでしょう。私は漫画を見て涙を抑えられなかったから、アブドラが心配です。」
シャルリ・エブド誌がアラン・クルディちゃんを諷刺するのは、実はこれが初めてではない。昨年も、アランちゃんの水死体の絵の近くにマクドナルドに似た看板を描き「ゴール間近で」「一人前の値段で二人分の子供のメニュー」と書いている。
アブドル・ラヘーム・ルドルフ氏は、ツイッターで「『私はシャルリ』と言った者たちはみな、これを見るがいい、究極の侮辱を」と綴った。