予定されている総選挙の投票日がユダヤ教の祭日に当たるため、連邦裁判所が日程の見直しを求めていた問題で、選挙管理局は7月29日、日程は変更しないと発表した。
ステファン・ペロー局長は、次のように述べた。
「厳格なユダヤ教徒が投票する権利は、全てのカナダ人の投票機会を確実にすることでつり合いが取られなければならない。」
「カナダほど多様な国において、完璧な投票日などない。投票日に投票できないカナダ人は、常にいる。」
「この遅い時期において選挙の日程を変えることは望ましくないと、私は結論する。」
「これは軽々しく決められる問題ではなく、むしろ多くの人々により広範囲な投票アクセスを提供する視座においての決定である。」
彼は、投票所を探す準備は2018年初めに始まっていると説明した。全国で13の教育委員会が、学校を投票所として提供し、10月21日を授業のない日と定めている。これらの多くは、投票日が変更された場合、学校を投票所として提供するのは困難だと回答している。
原告のシャリ・アリエ=ベイン候補とアイラ・ウォルフィッシュさんは、投票日を10月28日に移すよう要請した。だがペロー局長は、その日はヌナブート準州の投票日だと指摘し、異なる2つの行政区におけるダブル選挙は、有権者に誤解と混同をひき起こすと反論した。
2019年08月02日
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