党則は、総選挙のあと党首が首相にならなかった場合は、党首の信任投票を行うと定めている。ポール党首は、信任投票が行われることを9月26日に知らされ、翌日辞意表明した。だが、反対派は10月上旬に辞任するものと考えていたのに、辞任のための交渉が終わっていないという理由で下旬になっても辞任しないため、異例ともいえる辞意表明した党首の信任投票に突入することになった。なお「交渉」とは、反対派が彼女を追放するため裁判所に訴えた件で、彼女が負担した弁護士費用を党が補填するかどうかの交渉である。
ジム・ハリス元党首は、ポール党首への不信任投票を党員に訴え続けている。
「党員は信任投票で、彼女の不信任に投票しなければならない。」
「それから我々は、党を建て直す作業にとりかかることができるのだ。」
「この星における我々の未来が、それを要求する。」
「アナミー・ポールの党首としての在任期間は、悲惨だった。彼女は、総選挙の直後に辞任しなければならなかった。」
彼はそう述べて、グラスゴーで開催されるCOP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)に党が党首を派遣できなかった事実を、指摘した。
「アナミー・ポールは4週間以上前、これ以上任務を果たせないと世界に向けて言った。私は、彼女の要望を尊重したい。」
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