エドモントン・オイラーズがスタンレーカップ決勝で勝利し、カナダのチームとして31年ぶりの優勝に王手をかけた６月22日、アルバータ新民主党の党首選が実施され、ナヒード・ネンシ候補（前カルガリー市長）が第一回目の投票で86.0％を獲得し、圧勝した。２位はキャスリーン・ガンリー州議（元法務大臣・元先住民関係大臣）の8.09％、３位はセーラ・ホフマン州議（元副首相・元厚生大臣）の4.19％、４位はジョディ・カラフー・ストーンハウス州議の1.67％だった。
ネンシ新党首は2010年カルガリー市長選で、無名ながらインターネットを駆使した選挙戦を展開する「パープル革命」が注目され、保守王国カルガリーで左派系無党派候補として最初の市長となった。また彼は、カナダの主要都市における最初のムスリム市長でもある。だが今後は無党派のパープルではなく、新民主党のオレンジカラーを背負うことになる。
彼には州議会の議席がないが、シャノン・フィリップス州議の辞職により、近くレスブリッジ-ウェスト選挙区の補選が実施されるので、ここに立候補するものと思われる。
