2024年09月21日

新民主党、内閣不信任動議反対へ

 新民主党のシン党首は9月19日、来週提出される内閣不信任動議に反対すると述べた。ケベック連合もすでに反対を表明しており、内閣不信任は絶望的となった。
 閣外協力取り下げを発表してから、シン党首は「自由党は終わっている」「企業の貪欲に屈した」「人々を失望させた」「カナダ人からもう一つのチャンスを与えられるに値しない」などと非難し続けてきた。だがなぜそこまで酷評する自由党政権を信任するのかと問われると、「トルドーは悪いが、ポワリエーブルはさらに悪い」と苦しい弁明をした。

 保守党のポワリエーブル党首は、シン党首は補選に勝つため、新民主党への票が変化のための票だったと有権者に信じさせたと糾弾した。
「彼は偽者の、いかさまの詐欺師である。」
 そして、シン党首が自由党から距離を置くという主張は「全くの嘘」だったと非難した。

 ケベック連合のブランシェ党首は、16日の補選に勝利し「自由党政権の終わりは近い」と語った。だがそれは、ケベック連合がただちに自由党政権を打倒することを意味しないようだ。
「我々は、ケベックのための重要な問題を進めたい。我々には今、絶好の機会がある。」
 ブランシェ党首は、これは恒久的な政権支持ではなく、それは自党が求めている酪農業者への保護と、65歳以上74歳以下への年金増額への対応しだいだと語った。
posted by 高橋 幸二 at 17:53| Comment(0) | 新民主党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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