2024年12月07日

ボワソノール議員、先住民詐称を謝罪

 ランディ・ボワソノール議員(前雇用労働力開発大臣・公用語担当大臣)は12月5日、下院の先住民及び北方問題委員会で自分は先住民ではないと答弁し、謝罪した。
 彼は以前、曽祖母が「純粋なクリー族」で自分もクリー族だと語っていたが、実際は養母とその子がメティス(先住民と白人の混血)であり、彼自身はそうではなかった。
 新民主党のローリー・イドラウト議員(イヌイット)は、ボワソノール氏の家族がどの部族に属しているか尋ねたが、彼は答えず「私は家族がクリー族だと思って育ってきた。どの部族に属しているのか、家族にきかなかった」と答弁した。
 ケベック連合のナタリー・シンクレア・デガーニュ議員は、連邦議会での演説をクリー語で行った理由を尋ねた。ボワソノール氏は、先住民の仲間でいたかったと語った。
 保守党のマイケル・クーパー議員は、名前を勝手に使用したアンダーソン氏をなぜ告訴しないのかと尋ねた。ボワソノール氏は、大臣を辞職したのが理由の一つであり、法的措置にすでに取りかかっていると回答した。
posted by 高橋 幸二 at 23:56| Comment(0) | 先住民 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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